2017年11月16日木曜日

住宅には欠かせない木材・・・

今回は「杉材」についてです。

杉は柱などの構造材、化粧板や床などの仕上げ材と多様な使用方法がある木材です。

オールラウンダーですね。



特徴として、安価(成長が早い)で流通が安定している。

加工がしやすい。木肌はちょっとザラザラ。

加工がしやすいということは柔らかく、床などの仕上げに用いた場合へこみやすいということ。

もちろん床材としての各メーカーさんの商品は塗装や積層などの加工によって傷がつきにくようになっています。


そして何と言っても、杉は日本の住宅にたくさん使われてきた歴史があるということ。

私の周辺ではスプルスで和風の雰囲気を出すことが多いですが、和室を杉だけで仕上げたというお家もたくさんあります。

杉を使っているだけで、日本"らしさ"が出るような木だと思います。


そして杉といえば、秋田杉!

日本一の杉と言っても過言ではありません。


一度、伐採したての秋田の杉を見る機会がありました。

秋田杉は身がしっかりしています。

樹皮は薄く、伐採したあとの小口はピカピカ光って見えます。

他の地域の杉は、秋田杉と比べると樹皮が厚く、小口はボソボソとして、年輪も遠く、身のつまりが甘いんです。

※あくまで「秋田杉と比べると」です。


秋田以外であれば、函館とか道南の杉が有名ですね!

こちらは実物を見たことがないので、いつか伐採したてをみたいなー